私にも契約社員で少し働いた時期があった。
そのとき仕事中に15時休憩に紅茶を週数回飲んでいると、
「セレブかよ!」
と突っ込まれた。
セレブがお金を持っているから紅茶を楽しんでいるわけではない。
おいしく、しかもカラダとアタマにイイから飲んでいるのである。
◆「紅茶の成分・効果」
紅茶カテキン
・アレルギー性の花粉症に効果がある。
効果はウーロン茶・緑茶と同等。
・アレルギー性アトピーにも効果がある?
・糖分分解作用があり血糖値の上昇を緩和。
・悪玉コレステロールの増殖防止。
・血栓・動脈硬化の予防効果、血小板の凝集抑制作用がある。
この期待値は、セイロン茶葉とアッサム茶葉に大きく見られたという報告がある。
紅茶カフェイン
・脂肪の燃焼を促進
ラット実験では2週間続けた場合、肝臓への脂肪の吸着率が20%減少。
・覚醒作用
眠気を覚まし、アタマの働きをよくするため知的競技・ゲームの飲み物に向いている。
将棋の棋士でタイトル戦に出ている場合、15時休憩に甘いものによる糖分補給と紅茶やコーヒーを飲むことでアタマの働きを復活させている人が多い。
・小さな刺激
紅茶に含まれるカフェインは、コーヒーよりも刺激が弱いが、
同様に、消化を助ける作用、疲労回復、ストレスの解消、
抗喘息作用、剰余水分を押し出す利尿効果がある。
紅茶ポリフェノール
がんの転移予防に効果
ガンの転移は、ガン細胞が血中を移動し、別組織の血管にくっついて増殖することにより起きるが、ポリフェノールはこのくっつきを大きく阻害する効果を持っている。
◆テアフラビン
風邪のウィルス活動、増殖を抑える。
特にインフルエンザウィルスに対してはウィルスの種類に関係なく有効に作用し、しかも即効性がある。
※予防と増殖防止の意味です。
感染・発症した場合、インフルエンザは自然治癒しないため病院にいかなければいけません。
※テアフラビンはたんぱく質と結びつくと性質が変化してしまうため、抗ウィルス作用を期待する場合、ミルクティーは避けましょう。
・紅茶をいれた後の茶葉にお湯を注ぎ冷ましたものでうがいすると、
うがい薬でうがいをするのと同等の効果があることがわかっている。
※ミルクを茶葉にかけた場合は不可
◆フッソがはいっている。
歯磨き粉に含まれ歯を磨いたあとに歯をコーティングしてくれるフッソ。
水に弱くすぐに流れ落ちてしまうのがネックだが、ケーキなど甘いものを食べている際に飲み物を紅茶にすると、そもそもの虫歯の原因となる糖の吸着を緩和し他の飲み物よりは虫歯になりにくい。
※ならないわけではない。甘いものを食べたら歯は磨こう。
その他の効果
◆殺菌作用があり食中毒の症状を和らげる。
O-157対策研究において紅茶が著しい殺菌作用を示すことが報告された。
◆紅茶の香りをかぐだけでリラックス効果がある。
さらに紅茶を飲むことで、脳派はよりリラックスしている状態になり、
ストレス・慢性疲労に効果がある。
「おわりに」
たまにゆっくりとした紅茶の時間をとりいれてみるのいかがだろうか?
脳波がおちつき、張り詰めていた神経を解きほぐすことができるかもしれない。
そして、それはあなたの思考の助けとなるだろう。