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智の図書館

学び得たことが、いつかだれかの力となって、少しでも多くの人の役に立てればー。

泥水を飲む人々―。

10年ほど前のことだ。

VTRでメキシコ辺境の景色として

映し出された映像に私は目を疑った。

 

泥水を飲む人々―。

まだ世界には水道の普及以前に、

安心で安全な水を飲めないひとびとが存在している。

 

メキシコの一部住民もそうだ。

国際支援で届く、水は医療用に使われ、

わずかに余る水もそう多くない。

 

水がなくなり、

雨が降れば、彼らは、いろんな容器に雨水を蓄え、

それを飲み水として使う。

 

しかも、日照りが続こうものなら、

土を掘っただけの、

ため池の泥水を、濾して飲んでいる。

 

それも、濾紙など当然なく、

少し裕福なら、専用の絹で、

貧しいひとは、薄い絹衣で濾している。

 

 

水が飲めなければ、人は死ぬ。

しかし、その汚れた水を飲むことで、

腸炎を引き起こし、下痢や嘔吐に苦しむ。

胃腸の弱い者は、重体になり、

やがて死んでいく。

 

 

医者は国際支援や大きな都市など離れたところにいけばいるが、

近隣では心、肝心の水や点滴、血液が不足している。

国外から届くものに頼るしかないのだ。

 

考えられるだろうか?

私たちは、水どころか、ビールを飲み、ワイン・カクテルなどを楽しみ、

お茶、コーヒー、紅茶、

コーラなどのジュースを毎日のように飲んでいる。

 

彼らは、水すら飲めない。

 

当時、私は、学校がまだ普及してないとこがあるよね。

ぐらいだと思っていた・・。

 

本当は、些細なことが幸せなのに、

恵まれているがゆえに、不幸だと思い込んでいるのかもしれないー。